オープンデータ研修(応用編)とは

オープンデータ研修(応用編)は、すでにオープンデータとしてデータを公開している団体を対象に、公開したデータの利用・活用機会を広げるための方策とその効果を理解するための研修です。

オープンデータ研修(応用編)では、以下のことを学びます。

  • 住民に提供したいサービスを元にした、利用されることを意識してデータを公開する考え方
  • 上記を実現するための手段の1つとしての「推奨データセット」の意義・必要性と活用事例
  • 推奨データセットに基づいたデータの作成・公開・活用手法

「推奨データセット」とは、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室が、公開することが望ましいデータとフォーマットをまとめたものであり、これを本研修の題材として利用します。

これまでの情報発信
(講義資料から抜粋)

これからの情報発信
(講義資料から抜粋)

受講対象者

すでにオープンデータとしてデータを公開している団体に所属する、よりよいデータの提供に興味のある自治体職員の受講をお待ちしております。具体的には、以下のような自治体職員が受講対象者です。

  • オープンデータをいくつか公開したが、次に何をすべきか困っている方。
  • どのようにデータを作成・公開・活用すべきかわからず困っている方。
  • 推奨データセットを使ってオープンデータを進めようと考えている方。

研修の構成

オープンデータ研修(応用編)は、事前作業とMicrosoft Teamsとsli.doを利用したオンライン研修からなります。

事前作業

事前に、下記を準備ください。

  1. 所属している地方公共団体が推奨データセットに基づいたどのようなデータを公開しているか、調査ください。
  2. 所属している地方公共団体が推奨データセットに基づいたデータを公開されていない場合は、本ページ末尾にある「事前資料・推奨データセットに基づくデータ加工手順」に従って、事前に推奨データセットのいずれか1つを選定し、データの加工作業を試行ください。
  3. 1.の調査結果と2.加工作業の試行結果に基づいて、事前アンケートにご回答ください。
    ※ オンライン研修の「ディスカッション」は、この事前アンケートをもとにして実施します。
  4. Microsoft Teamsの利用できる、インターネットに接続できるPCをご用意ください。
    (2人以上の方が受講される場合も、それぞれがPCを用意されることを推奨します)

オンライン研修

今年度は以下の3回開催予定です。(先着順。申し込み多数の場合は、定員の増員も検討します)

  • 第1回: 2020年12月22日(火) 13:30-15:30 ※申し込みを締め切りました
  • 第2回: 2021年1月20日(水) 13:30-15:45(定員: 50人程度)※申し込みを締め切りました
  • 第3回: 2021年2月9日(火) 13:30-15:45(定員: 50人程度)※申し込みを締め切りました

受講申し込み方法

受講を希望される方は、以下のボタンより申し込みを行ってください。※申し込みは締め切りました

 

申し込みが完了しますと、事務局からメールが届きます。
研修が近くなりましたら、Microsoft Teamsに接続するURLを別途ご案内します。
受講当日、そのURLに接続すると、「アプリから接続する」「アプリをダウンロード」「Web上で参加する」のうち2つまたは3つの選択肢が表示されます。Microsoft Teamsをインストール済のPCである場合は「アプリから接続する」を、インストールされていないPCの場合は「Web上で参加する」を選択してください。

研修プログラムと研修教材

オンライン研修

オンライン研修中に使用する教材は、「資料」列のリンク先からダウンロードください。

時間 内容 資料
0:00-0:30
(30分)
講義: 住民へのサービス提供視点でのオープンデータ整備
以下について説明します。
● 住民に提供したいサービスを元にした、利用されることを意識してデータを公開する考え方
● 上記を実現するための手段の1つとしての「推奨データセット」の意義・必要性と活用事例
● 推奨データセットに基づいたデータの作成・公開・活用手法
講義資料
PPTX: 26MB / PDF: 8MB)
0:30-0:40
(10分)
推奨データセットの説明
推奨データセットのねらいと定義、各団体の取組状況、今後の動きについて説明します。
講義資料
PPTX: 66KB / PDF: 1.1MB)
0:40-1:10
(30分)
推奨データセットの利用・導入事例紹介
住民に提供したいサービスを、推奨データセットに基づいたデータを公開し、民間サービスに取り込まれることにより実現した事例を、自治体およびサービス提供事業者の観点から紹介します。
1:10-1:15
(5分)
休憩
1:15-2:15
(60分)
ディスカッション
事前アンケートにて回答いただいた成功事例や課題をベースに、公開したデータの利用・活用機会を広げるための方策とその効果について議論します。

 

事前作業

事前作業用の資料は、下記のリンク先からダウンロードください(PPTX形式、それぞれ約4MB)。

資料名 内容
推奨データセットに基づくデータ加工手順

1. AED設置箇所一覧
2. 介護サービス事業所一覧
3. 医療機関一覧
4. 文化財一覧
5. 観光施設一覧
6. イベント一覧
7. 公衆無線LANアクセスポイント一覧
8. 公衆トイレ一覧
9. 消防水利施設一覧
10. 指定緊急避難場所一覧
11. 地域・年齢別人口
12. 公共施設一覧
13. 子育て施設一覧
14. オープンデータ一覧
A-1. 食品等営業許可・届出一覧
A-2. 学校給食献立情報
A-3. 小中学校通学区域情報

推奨データセットに基づくデータの加工の手順を、推奨データセットごとに説明したものです。

  • 各資料名のリンクをクリックされますと、いずれもpptx形式のファイル(約4MB前後)がダウンロードされます。事前アンケートの中で試行ください。また、これはオンライン研修のディスカッションの題材となります。
  • 所属している地方公共団体が推奨データセットに基づいたデータを公開されていない場合は、事前に推奨データセットのいずれか1つを用いて実際にデータの加工作業を試行ください。
    最初は「1. AED設置場所一覧」「10. 指定救急避難場所一覧」「12. 公共施設一覧」等を試行されるのがおすすめです。
  • 推奨データセットの各データフォーマットの定義を行ったExcelファイルやCSVファイルのテンプレートは、政府CIOポータルの以下のページからダウンロードしてご利用ください。
    https://cio.go.jp/policy-opendata#dataset

 

「推奨データセットに基づくデータ加工手順」からの引用